
ガーデニングと山歩きで生き生き人生HOME >> サイトマップ>> ガーデニングコツのコツ>> 種まきのコツ
◆かたい種はお湯で柔らかくする
タネはそれ自体は乾物のようなものですが、ちゃんと生きていて、生命力を秘めていて発芽の時が来るのを
待っています。
その生命を守る鎧がタネの外皮というわけです。
この鎧がかたすぎて、芽が内側から外皮を破るのに時間がかかります。
そこで、少しでも早く発芽させるためには、この外皮を柔らかくしてやればいいわけです。
思い切って、沸騰したお湯をかけてふやかしておくといいのが、モクゲンジやエニシダ、マメ科の植物などです。
スイートピーは、ぬらしたペーパータオルの上に乗せ、半日から一日くらいおいておきます。
長時間の保存でかたくなった種に、お湯をかけて試してみるのも一つの方法です。
◆発芽しやすい種の選び方
せっかく、種から育てたいと苗床を作って種まきをしたのに、発芽したのはほんのわずかしかなかった。
こんな失敗を防ぐためには、まく種を初めによく選んでおく必要があります。
選別の方法は簡単です。
種を水の中に入れて、沈んだものがいい種になります。
とくに、自分の花壇や鉢から採った種の中には、育ちが悪くてちゃんと熟成していないものや、
保管している間に傷んでしまったものが多くでてきます。
水の中に入れて確認する方法は、たくさんの種を一度に調べられるので便利です。
◆発芽しにくいアサガオの種
アサガオを育てて種を採り、翌年になってまいたものの、一向に発芽しないという経験はないでしょうか。
これは、発芽に必要な水分や気温が不適だった可能性の他に、
アサガオのような硬質の種には時々あることなのです。
そこで、発芽しやすいように、皮を少し削っておいてやると発芽率が向上します。
カッターナイフの先で、種のヘソとは反対のほうの皮を少しだけ削ってやります。
あるいは、ヤスリで同様にします。
これで水の吸収がずっとよくなり、グンと発芽しやすくなります。
◆果物の種は冷蔵庫に入れる
リンゴやミカン、スイカなどの果物の種をまいたら、果たして芽は出るでしょうか。
あるコツを頭に入れておけば、ちゃんと芽を出してくれます。
果物の種の中には、種の状態で一度寒い時期を体験しないと芽が出ないものがあります。
そのため、そういう種類の種をうまく発芽させるには、自然と同じ環境を人工的に作る必要があります。
たとえば、リンゴは冷蔵庫で0〜5℃の状態に保ち、2〜3ヶ月おく必要があります。
リンゴの他にも、ナシ、モモ、クリといった落葉果樹にこの方法をとるものが多いようです。
一方、寒い時期をこす必要がないカキや柑橘類などは、そのままの状態で種をまいても大丈夫です。
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