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![]() ![]() ガーデニングと山歩きで生き生き人生HOME>>> サイトマップ >> 日陰でも趣味の園芸 日陰でも趣味の園芸ヤブコウジ![]() このホームページを見てくれている人たちには、 「日陰でも趣味の園芸」なんて縁のないことかもしれません。 でも、日当たりがよくていい環境でガーデニングができる という人は、案外少ないのかもしれません。 我が身に照らしても、日陰のためにどうやったらうまい 具合に園芸ができるんだろうと思っている人は 多いんではないでしょうか。 「うちは日陰だから園芸なんて無理だ」と頭から 諦めている人も多いかもしれません。 単純に考えれば、日本の家の半分は日陰に悩んでいるともいえそうです。 日が当たっても午前中だけとか、朝の2、3時間しか当たらない ため、こんな日陰だらけでは趣味の園芸どころではないと思っている人たちは、 意外に多いのではないでしょうか。 でも、安心してください。日陰でも、趣味の園芸を楽しむことは十分可能です。 むしろ、日陰だからこそ楽しめる園芸、日陰でしか味わえない園芸もあるのです。 園芸国イギリスには、「シェードガーデニング」という言葉もあります。 「日陰の園芸」、積極的に日陰での趣味の園芸を楽しんでいるんですね。 外国に例を借りるまでもなく、昔から日本にも、日本庭園という 日向と日陰を絶妙に配置した園芸の集約ともいえるすばらしいお手本があります。 石、コケ、シダ、ササなどの日陰に強い植物を取り入れて、木陰の植物を 引き立たせる手法は、日本人の園芸美意識の真骨頂ともいうべきものですね。 あなたは山に行って林の中を歩いたことがありませんか。 4月の下旬ともなると、木々の若葉が芽吹き、あっという間に生い繁ってきます。 林の中や木々の下では、せいぜい木漏れ日が射す程度の日陰、半日陰です。 そういったところでは、まだ、葉が生い繁る前の裸の林の下で、 フクジュソウ、セツブンソウ、雪割草、カタクリ、キクザキイチゲなどの いわゆる「スプリング・エフェメラル」たちが、早々と花を咲かせています。 フジバカマ フウチソウ ![]() ![]() でも、その他の野草たちは、しばらく遅れて木の葉が繁り、 せいぜい木漏れ日が射すくらいの半日陰状態や、もっと暗い日陰の林の中で成長して、 初夏から秋まで、さまざまな花を咲き競わせているのです。 日陰だから、半日陰だから林の中は植物が育たないということはありません。 これらの様子からも、日陰でも充分に趣味の園芸を楽しむことができる、 ということがわかっていただけると思います。 むしろ、日陰が必要な植物もたくさんあるともいえるんです。 この性質を園芸に活かさない手はありません。 では、日陰で趣味の園芸を楽しむための園芸プラン作りから始めましょう。 まず第一に、自分の庭や家の回りをよく観察することから始めましょう。 一口に日陰といっても、どの程度の日陰なのかいろいろな日陰がありますね。 庭や家がどちらの方角に面しているか、園芸を行おうとしている場所、 植物を植える場所、鉢を並べる場所にどれくらいの直射日光が射す日陰の状態なのか。 それらは季節によってどう変化するのかなどをよく考えます。 今までの園芸経験から思い出してください。 日陰の状態が頭に入ったところで、どんなイメージの庭、鉢の並べ方にするか、 園芸プランを楽しみながらしっかり考えます。 「冬の花物語」でも述べましたが、日陰での趣味の園芸でも、 いろいろと園芸プランを立てているときこそが至極の時間なのですから。 色とりどりの花を、明るい陽射しの中で目が眩むほどのまばゆさの中で見るのとは違って、 日陰で見る花は、花の姿がくっきりと正確に目に飛び込んでくるようで大好きです。 上辺だけ見るのではなく、園芸に腰を据えて観察してみてください。 きっと、日陰での園芸に目を見張る瞬間を味わうはずです。 【日陰の園芸でご機嫌な花たち】 アスチルベ ![]() ざっと思いつくままに、好きなものだけ書いてみましたが、 こんなにありました。 園芸植物もありますし、山野草もあります。 この他にも、山野草には「日陰こそ命」といわんばかりの日陰のモサたちが 趣味の園芸の出番を待っています。 日陰では趣味の園芸を楽しむことなんか無理だ、と頭から決めつけてあきらめていた人も、 いろいろと楽しみながら工夫して、日陰の園芸にチャレンジをしてください。 園芸のことをあれこれ考えるのは楽しいではありませんか。 「山野草は難しくない」のページにも日陰の園芸に参考になるお話を載せてありますので ご覧になってください。 シュウメイギク ![]() ![]() クロユリ ![]() 皆さんも園芸植物のなかで好きな花色がありますよね。 園芸好きな庭先で、好きな花の色一色だけでまとめてあるのを 見かけることがあります。 最初のうちは、ウワッ、なんてすてきな庭なんだろう!と感心しますが、 しばらく眺めていると、何か物足りない妙な気分になってきます。 かといって、色とりどりの、しかも赤や黄色がいっぱいあるというのも疲れそうですね。 ほっとして安心できるのは、花の色の量のバランスなんですね。 全部が同じような量ですと互いに色がけんかしてしまいます。 園芸でも美術と一緒だと思います。 メインの色とアクセントの色を決めて、アクセントの色は量を少なくしてやります。 そうすることで、メインの色は引き立ちますし、アクセントの色も存在感を示して 調和した園芸空間を演出することができるようになります。 洋服の選び方も園芸と同じですね。 同系色でまとめると、ちょっと退屈でお洒落な感じがうかがえません。 アクセントの色がポイントです。 |
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